河田 敦子 教授

メッセージ
専門分野
教育史(幕末明治期、近代日本、近代フランス)
女性の生き方(ライフヒストリー研究・ジェンダー史研究)
研究と自己紹介
趣味は、ジョギング・旅行・読書です。つくばから遠距離通勤しています。毎日が小旅行と読書で充実しています。
研究テーマは「公と私」です。現在は教育における公共性とは何かを考えるために日本とフランスの公教育教員史を比較検討しています。
もう一つの研究テーマは「女性の生き方」です。「私領域に追いやられた女性が壁を打ち破って公領域への道を切り拓いていく過程」に興味があります。「女性の生き方は芸術」と思っています。それほどに、江戸時代、明治時代の女性達は逆境にあってもその壁を乗り越えて生き生きと力強く生き抜いてきています。その軌跡を追うのが好きで、
この研究は、私のライフワークになっています。
本学では、教職科目を担当し、「力のある魅力的な教育者を育てる」ことを目標にしています。これもやはり、人間の様々な力を引き出し、「生きる力」を育んでいく仕事だと思っています。みなさんも、女性の生き方の研究や家庭科の先生を目指してみませんか!

卒業研究のテーマ
平成28年度
「災害と教育~2000年三宅島噴火を事例として~」
平成29年度
「現代教育の課題~いじめと不登校~」「女性の生き方に関するアンケート調査」(仮題)
「アクティブ・ラーニングについて」(仮題)「ゆとり教育について」(仮題)
「広岡浅子の生き方」(仮題)



履歴・研究業績
お茶の水女子大学 家庭経営学科卒業
お茶の水女子大学 修士課程 修了 修士(家庭経営学)取得
お茶の水女子大学 開発ジェンダー論コース 修士課程修了 修士(社会科学)取得
お茶の水女子大学 人間発達科学博士後期課程修了 博士(社会科学)取得
2016年4月より現職
研究業績
受賞歴
2012年3月 日本教育史学会第25回日本教育史学会賞(石川謙賞)
博士論文
2008年「近代日本地方教育行政制度の形成過程―教育制度と地方制度の構造的連関-」
お茶の水女子大学 博士論文(博甲528号)
著書
河田敦子 2011『近代日本地方教育行政制度の形成過程』風間書房
河田敦子編著・加藤時男翻刻 2010『幕末明治の女性 内藤ますの生涯とその教養形成過程 -「駿河紀行」全文翻刻付-』お茶の水女子大学グローバルCOE「格差センシティブな人間発達科学の創成」等
外部資金の獲得
・2010年 独立行政法人日本学術振興会平成22年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費・学術図書)『近代日本地方教育行政制度の形成過程』(お茶の水女子大学 2007年度 博士論文刊行費用)
・2011~2013年 独立行政法人日本学術振興会平成23年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C))「近代日本地方教育行政制度形成期における森有礼と山県有朋」研究代表者
・2014~2018年 独立行政法人日本学術振興会平成26年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C))「教員の『公務員』性成立をめぐる歴史の国際比較」研究代表者
担当授業
教育原理・道徳の指導法・教育制度論・教育実習指導・教職実践演習・家庭経営学